ヨーロッパ最古のジャズフェスティバル! アンティーブ・ジャズ・フェスティバルからの風 『レミ・パノシアン・トリオ』

2023年12月

恵比寿ブルーノートプレイスで味わう『アンティーブ・ジャズ・フェスティバル』とフランス郷土料理

アンティーブ・ジャズ・フェスティバル今回ご紹介するのは、ヨーロッパ最古のジャズフェスティバル、フランスの『ジャズ・ア・ジュアン(アンティーブ国際ジャズ・フェスティバル)』プレゼンツ、レミ・パノシアン・トリオです! 恵比寿のブルーノートプレイスにてアンティーブをはじめ、ニースやプロヴァンスなどフランスを代表する観光局が一堂に集結、それぞれの郷土料理とフレンチジャズでの豪華な宴! 早速参加してきました。

『ジャズ・ア・ジュアン(アンティーブ国際ジャズ・フェスティバル)』はヨーロッパ最古のジャズフェスティバル。1960年以来、世界中のトップアーティストを迎え、南仏のアンティーブとその隣町のジュアン・レ・パンにて地中海とグールド・パイン・グローブいう美しい自然を舞台に、毎夏開催されています。今回はその国際的な雰囲気を伝えるフランスのピアノトリオ“レミ・パノシアン・トリオ”です。

恵比寿ブルーノートプレイス

会場の恵比寿ブルーノートプレイスではシャンパンでの乾杯にはじまり、フランスを代表する観光局の肝いりの郷土料理に舌鼓をうちながら始まったトリオの演奏は、従来のジャズピアノトリオのフォーマットを取りながらも、プログレッシブロックの影響を感じさせる変拍子に彩られたもの。変拍子がメロディの自然な流れのなかでどんどん変化していくので、聞きやすくも高度な音楽性を感じさせるトリオです。

レミ・パノシアン・トリオ

ピアノのレミ・パノシアンとベースのマキシム・デルポルテにそのあたりを聞いてみると、二人から「キングクリムゾン」の名前が出てきて、やはりとうなずきました。ジャズ畑では変拍子というと身構えてしまいがちですが、プログレッシブロックの流れをくむヨーロピアンにとっては、ごくごく自然な流れなのが良くわかります。

そのあたりのロックを大胆に取り入れた新感覚をどうとらえるかで、評価のわかれるトリオです。

レミ・パノシアン・トリオ

トリオを組んでから長い年月で入念に作り上げた曲風を感じさせ、チームワークや音楽性の一致を強く感じさせる熱い演奏が続きました。

フランス自慢のおいしいワインと料理、息吹を感じるご当地ジャズを堪能して、ぜひ次回は、フランスの『ジャズ・ア・ジュアン(アンティーブ国際ジャズ・フェスティバル)』に取材に行ってみたいと思わせてくれる機会でした。

ジャズ・ア・ジュアン(アンティーブ国際ジャズ・フェスティバル)

アフターアワーズには、フランス大使館の方のピアノの飛び入りもあったり、ジャズがしっかりフランスに根付いていることを感じさせてくれる楽しいライブになりました。

『Runaway by Remi Panossian Trio Live International Jazz Day Duc des Lombards』


Runaway recorded live at The Duc des Lombards in Paris For the International Jazz Day of Unesco on april 30th.
Remi Panossian Piano
Maxime Delporte Double bass
FRederic Petitprez Drums
Runaway extract form new Trio's album BBANG .

一度は行ってみたいあこがれの地、フランス! ジャズも熱い!

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