今年の夏、初コラボレーション・イン・ジャパン! Mark de Clive-Lowe & Melanie Charles

2019年7月

今年の夏、初コラボレーション・イン・ジャパン! Mark de Clive-Lowe & Melanie Charles

Mark de Clive-Lowe & Melanie Charles今回ご紹介するのは、LAとニューヨークという世界をリードする音楽の現場で活躍する「Mark de Clive-Lowe & Melanie Charles」。今年の彼らは7月に石川県で開催される「Fusion International artist residency」へ向けてのはじめてのコラボレーション日本ツアーに燃えている!東京では27日(土)にWALL&WALLでのワンデーナイトを控え、その辺りの経緯をMark de Clive-Lowe & Melanie Charlesに聞いてみた!

Osuka今回どういう経緯で日本で演奏することになったのですか?

Mark de Clive-Lowe私もMelanieも7月に石川県の加賀で2週間開催されるFusion International artist residencyに参加します。この後Shigetoも一緒にイタリアのFAT FAT FAT festivalに参加する予定があります。この2つのフェスの間に東京で何かできないか考えていたのです。WALL&WALLでのショーは実際にはMelanieとのはじめてのショーになります。とても楽しみです!

Melanie CharlesMarkと私は最近知り合いました。Markが私とShigetoを、来月にイタリアで開催されるFAT FAT FAT festivalに誘ってくれたのです。私もMarkも石川で行われるフェスに参加し、このプロジェクトでコラボレーションするのです!日本が私達にとってどんなインスパイアを与えてくれるのかとてもワクワクします。

O普段はどういった活動をしているのでしょうか  

Mark今年のはじめに「Heritage」という作品を2作リリースしました。「Heritage」という作品は、私が日本とのハーフでそのルーツを深く探り、ジャズとエレクトロニカを融合させるようなコンセプトでした。また最近ではGAMMレコードからWhitney HoustonとJohn Coltraneのリミックス作をリリースしました。よりジャズなものだったり、ダンスフロア向けのヘヴィーなエレクトロニックな作品だったり、異なるプロジェクトを同時進行させるが好きなのです。

Melanie最近のリリースは「TRILL SUITE NO.1 Daydreaming + Skylark」です。これは連作で続編が来月リリース予定です。「The Girl with the Green Shoes」という作品も最近リリースしました。これは私の一部と言えるような、思春期から大人になるまでの自分を成長させてくれた音楽をコラージュした作品です。伝統的なジャズとSPというサンプリング機材を使ったローファイな作品です。

Oどういったコンセプトのもとに音楽活動をされているのでしょうか。考えているマーケットやターゲットなどあれば教えてください。

Mark世界観をブレンドするのが好きです。線と線の間にある空間を探索するのです。人と機械、エレクトロニックとアコースティック、サンプルと生演奏、ジャズとハウス、アンビエントとヒップホップ・・・全ては私の人生の一部なのです。人々の創造性を刺激したいのです。私が作り上げた無限の可能性を聞いてもらえば、みんなそれぞれの人生の中の可能性を見いだせるはずなんです。”アート作品”を作っているかどうかは関係ないのです。

Melanie私の作品のコンセプトはジャズを再び本物(Trill)にしたいのです。貧富の差が関係なくみんなが聴くようになって、クラブでもかかるようになるようにしたいのです。私の音楽からきっと感じてもらえるはずです。私の音楽を楽しんでくれる人々はクールでオープンマインドな老若男女なんです。

O今後お二人は、どういった活動をしていきますか?計画や夢などがあれば教えてください。

Markいろんなプロジェクトを予定しています!すべて日本のミュージシャンとコラボするRonin Arkestraのアルバム作品『Sonkei』。LAで開催しているCHURCHというセッションイベントのアルバムは年内にリリースできると思います。それからアンビエントのプロジェクトも手がけています。きっと皆さんが驚くと思います。

Melanie多くの音楽作品をリリースして、様々な面を持つ世界を作っていきたいです。私はハイチのルーツを持っていて、音楽や文化、アートを掘り下げて私の創造性に活かしていきたいです。私の持てるものすべてを使っていろんな楽器を扱えるアーティストとして成長したいと思っています。

O最後にメッセージをください

Markいつもサポートしてくれてありがとう!私の人生を通して、歳を重ねるたびに日本はもっともっと重要に感じています。私の精神的なホームであって、もっと私の音楽を皆さんに聞いてもらいたいと思っています!

Melanieあなたのために作られた音楽を体験できると思います。みなさんとお会いできることが待ちきれません!!

色々な可能性を感じさせる彼らの、日本での初邂逅に期待したい!

スケジュール詳細はこちら!

Mark De Clive-Lowe

「Mark De Clive-Lowe Boiler Room LA 」

延々と続くかに思われるアシッド的な空間を熱いホーン陣のソロが異世界を創造。総立ちの観客が気持ちよさそうに音楽に浸るさまが伝わる。その場はまさにボイラー室の熱気に!

Melanie Charles

「Melanie Charles | Damballa Wedo & Skylark | The Blue Room 」

効果的なサンプリングに乗る歌声が、新世代のジャズを感じさせる。ジャズを再び復活させるという意気込みに溢れた力作。自身のフルートもアクセントになり、彼女の歌を支える。ワールドな世界観がほどよくミックスされた音世界は不思議な高揚感を感じさせる。

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