今東京発のフュージョンが熱い! Tokyo Skinny Boys with Bob Mintzer

2014年6月

今東京発のフュージョンが熱い! Tokyo Skinny Boys with Bob Mintzer

ジャズイメージ今月ご紹介するのは、東京で活発にライブ活動をするTokyo Skinny Boysの新作「TokyoNOW !」。サックスにはなんと、80年代から第一線で活躍し、今年の1月には20年来のバンド「イエロージャケッツ」で来日したボブ・ミンツァー氏が参加して、華を添えている。その辺の経緯を、リーダーのトム石塚(Guitar)氏に聞いてみた。

Osuka今回どういう経緯でボブ・ミンツァー氏と演奏することになったのですか?

Tom Ishizuka3曲程、Alto saxだけでレコーディングをしていたところ、1曲テナーバージョンも欲しくなり、ボブ・ミンツァー氏にコンタクトをとりました。2曲聞かせたところ、すぐに彼のスタジオで「TokyoNOW!」をオーバーダブすることなりました。 

ボブ・ミンツァー氏が参加した「TokyoNOW! Tenor saxバージョン」の他に、「TokyoNOW!Alto saxバージョン」があります。また、歌ものの「That’s How I Feel」という曲もあります。

O普段はどういった活動をしているのでしょうか  

T「Tokyo Skinny Boys」は、2012年に結成したバンドです。ジャズ、ファンク、R&BをMIXした音楽を志向しています。普段は、都内のライブハウス(銀座シグナスや原宿クロコダイル等)等で演奏しています。ライブでは、インスト中心で、ファンキージャズ、スムーズジャズを熱く演奏しています。

O今回の2曲はどういったコンセプトのもとに録音されたのでしょうか。考えているマーケットやターゲットなどあれば教えてください。

Tファンキーでグルービーで、メロディアスなジャズ、ファンク、R&Bを、というコンセプトです。

O今後Tokyo Skinny Boysは、どういった活動をしていきますか?計画や夢などがあれば教えてください。

T今回、とても積極的に参加してくれたゲストの、ボブ・ミンツァー氏とルイス・コンテ氏が「次のプロジェクトも楽しみにしている」と言ってくれているので、是非、追加で彼らとのレコーディングを続け、CD化(ミニアルバムまたはフルアルバム)し、ライブ活動の機会も増やしていきたいと考えています。

ゲスト2人を呼んでライブが出来れば尚、面白いと思います。

O最後にメッセージをください

T(2014年)8月1日(金)に、銀座シグナスでライブをします。この日は、Tokyo Skinny Boysのフルメンバーではありませんが、エキサイティングなショーにするよう頑張ります!

今、東京発のフュージョンが熱い!Tokyo Skinny Boysの今後の活躍に期待したい。

Tokyo Skinny Boys featuring Bob Mintzer

「TokyoNOW ! 」

「イエロージャケッツ」の新曲と言ってもよいくらいの完成度を持つこの「TokyoNOW ! 」一聴ジャズ・フュージョン・ラテン・ロック・R&Bなどあらゆる要素が混在し、あたかもデビュー当時のアシッド・ジャズの雄、「インコグニート」のようにダンサブル。それでいて、どこか80年代フュージョンのフレーバーを感じさせる。新しくて、懐かしいサウンドになっている。いずれにしてもボブ・ミンツァーの参加により、厚みと凄みを増したサウンドは、彼らの考える東京の今を切り取ったエキサイティングなミュージックと言える。

Tokyo Skinny Boys

「in a Dream」

この「in a Dream」では、サックスがアルトサックスに変わり、ボブ・ミンツァーは入っていない。曲調は、一転ラテンフレーバーのゆったりした曲になっている。このリズムだと、どうしてもイメージとして40年以上前のラテン・ロックの名作、カルロス・サンタナの「ブラック・マジック・ウーマン」と比較してしまうが、こちらは、あくまでもさらりとオシャレに演奏されている。夏の午後のドライブに!

Special Articles | 特集記事

ページトップへ